ギター用といえばやはりMXRのDynaCompですね。パコーンとカッティングとかが決まるとチョー気持ち良いですね。
コンプレッサーの方式は大きく分けるとOTAを使ったDynaComp方式、LDR(フォトレジスター)を使った光系、FETをつかったオレンジ・スクイーザー系、大体3系統に分かれると思います。(あとはもっと本格的にVCA専用チップを使ったものになります。)
どれも強烈な効きから、リミッター的な穏やかなサスティーンまでバリエーション豊富です。個人的にはやはりOTAを使うのが回路的にも大変面白いです。ところがこの往年のというか昔のOTAが中々入手できないアナログ系ICになってしまっています。(当然、CMOS系とかで現行のOTAは別にありそうですが、定番と言えるほどのものが僕は見つけられません。秋葉原でも唯一LM13700が入手できるかと。)
CA3280とかで高音質と広いダイナミックレンジで低ノイズのモノを作ろうにも入手が絶望的です。(普通の値段では、です。)ローランド用のロームのBA系はそもそも私はネットでしか見たことがありません。見つけたとしてもギターエフェクターごときに(笑)に、貴重なモノを消費せずシンセ系の方々の貴重な補修用として御譲りするのが大人ってもんです。
ならば、そんなに難しいはなしでもないので(マッチングペアのトランジスタをどうするかという問題はあるのですが。)ディスクリートで作ってしまおうと企んでます。高い周波数帯を扱うわけでもないのでディスクリートのトランジスタの選別さえクリアできればディスクリート部品の強みを活かした低ノイズのモノが設計出来そうです。
音は、やっぱりDynaCompやヤマハのCO-1を目指そうかと思っています。ストラトでコーラスを合わせて使うと病みつき!を目指します。
追記:でも回路図眺めると確かにローランド(BOSS)のCS-2からCS-3の変遷は面白いです。ダイナコンプのフォロアーからオリジナルへの昇華が感じられます。逆にヤマハ(KORG)のCO-1はダイナコンプを意識しつつ汎用性を拡大といった感じでしょうか。確かにCS-3になってローノイズの「感じ」がするし、「えぐぐ」無い音がデフォルト(エグイ、パコーン!も当然出せます)にするあたりのソツなさに「さすが」と。